スコッチ シングルモルトは100蒸溜所以上をご用意

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オマー 南投蒸溜所史上最多 4金2銀獲得!

知られざる台湾第二の蒸溜所 南投蒸溜所

短期間で世界的評価を獲得、飛躍する台湾第二の蒸溜所

琉球諸島から西へ、最も近い与那国島から約110㎢に位置する島、台湾。
本土とその周辺諸島で構成されており、総面積は35,980㎢と九州と同程度の大きさです。
おおきな大陸プレートの上に位置するため、昔からの地殻変動でそのちいさな本土は非常に起伏に富み
壮大な自然の景観がつくりだされています。
蒸溜所のある南投市は台湾中部で唯一の内陸都市。
総面積の83%が山や丘に覆われており、山にふる雨は川にそって湖や池に流れます。
蒸溜所の近くにある日月譚は台湾八景に数えられる有名な湖です。
クリスタルのように輝く湖と緑の山々にかこまれて南投蒸溜所はウイスキーを造っています。

台湾ウイスキーのクオリティーを底上げする南投蒸溜所の製法とは

南投蒸溜所の設立は2008年。ポットスチルはすべてスコットランドのフォーサイス社から導入しました。台湾は麦芽の成長には暑すぎるため、原料のモルトは全てスコットランドから購入しています。基本的にはノンピートモルトを使用していましたが、将来的に様々なポートフォリオを構築するため2014年からはピーテッドモルトの使用も始めています。夏の気温が非常に高くなるため、ウイスキーの製造は10月〜4月の間です。

<所有設備>
モルト貯蔵/タンク×1基、モルトミル×1基、マッシュタン×1基、ウォッシュバック×8基
ポットスチル/初溜×1基、再溜×1基

歴史ある酒造会社の新たなる挑戦

南投蒸溜所は4基のポットスチルを保有しています。初溜釜はそれぞれ5,000Lと9,000L、再溜釜は2,000Lと5,000Lです。4基のスチルは容量、大きさ、高さ、ラインアームの傾斜角までが各々異なっており、これは、様々な性質のスピリッツを得るためスコットランドのフォーサイス社に依頼しました。冷却器は亜熱帯気候のため、シェル&チューブ式にくわえポスト-クーリングによる2段階のシステムを設置。2つの初溜釜から得られたローワインは再溜の前にブレンドされます。再溜後ヘッドとテールをとり除いた蒸留液は集められ、アルコール度数平均70%のニュースピリッツが得られます。

蒸溜ポット

蒸溜所内のモルトの輸送には空気輸送システムを採用しています。輸送されたモルトは、4本ローラーのBuhler社製のモルトミルを使用して粉砕され、その後、Huppmann社製のマッシュタンで熱水と混合されます。このときの仕込み水には南投市近くの山脈から湧きでた地下水を使用しています。マッシングでは、麦汁を3回にわけて集めます。一番麦汁と二番麦汁は混合されヒートエクスチャンジャーを通して19度まで冷却されウォッシュバックへと運びます。

蒸溜所看板

ウォッシュバックは木製ではなくステンレス製です。これは台湾の湿度の高い亜熱帯気候により、木製にすると管理が非常に難しくなるためです。このウォッシュバックは発酵に適した温度を保つため、水冷ジャケットで常に20℃〜32℃となるように調整されています。発酵に使用する酵母は数種類ありますが、すべて別々に発酵させ管理しています。60〜72時間の発酵の後、ウォッシュをポットスチルに送ります。

蒸溜により得られたニュースピリッツはオーク樽に封入され、レンガで造られた熟成庫にあるラックで保管されます。 主に使用しているのは、「スペインのホッグスヘッドとバットのシェリー樽」と「アメリカのバーボン樽」です。亜熱帯気候である台湾では、毎年6〜7%のエンジェルズシェアを引き起こします。スコットランドでは平均2%と言われており、単純に比較はできませんが約3倍のスピードで熟成がすすむことになります。

こうして造られた私たちのモルトウイスキーは色は濃いゴールドからレンガ色をしており、香りはマンゴー、ライチ、グリーンバナナや缶詰のパイナップルのようなトロピカルフルーツの香りが豊かです。ボディはミディアムタイプですが、ドライフルーツのような甘い味わい、クリーミーでチョコレートのようなカラメル、ナッティーでスパイシーな樽の味わいが特徴です。

  • 所長
  • Chieh-Chang Pan氏オマー 蒸溜所所長

    1990年にTaiwan Tobacco and Liquor Corporation (TTL)の前身であるTTWMBに入社。
    ワイン事業部で、技術者、課長、副ディレクターとして勤務のかたわら、
    紹興酒、吟醸酒、高梁酒、ワイン、ウイスキー、ブランデーの製造にかかわる。
    この間、様々な蒸溜・醸造技術を習得するためスコットランドを含み、海外を飛び回る

    2000年代にはTTLのワインテイスティングチームに加わり、
    2003年にはTTLのSAKEテイスター養成講師。
    2012年からは南投蒸溜所の所長として
    製造とマーケティングの発展に寄与している。

蒸溜所

1967年ワイン生産の為にTTL(Taiwan Tabacco & Liquor Corporation)によって南投醸造所として設立。
1969年3月に白ワインの生産を開始、1971年10月ラム酒、11月ブランデー、1972年6月ライチ酒の生産開始。
1977年8月福祿ブランデー、1982年5月福祿XOブランデーの生産開始。以降、多岐にわたり酒類の開発に取り組んでいる。

ウイスキーの生産は1973年5月から。2008年には台湾第二となる南投蒸溜所を設立し、本格的なシングルモルト生産の礎とする。 博物館も併設してあり、試飲や購入も行えます。

一度飲めば忘れられない2つのフラッグシップモルト

オマーシングルモルト2種

  • バーボンタイプ
    • オマーバーボンタイプ
    • オマー バーボンタイプ 700ml
    • ハニーゴールド
      香り
      オレンジやパイナップルの生き生きとした果実のアロマ、
      ウッディーな香りが広がる
      味わい
      印象的なアタック、オイリーで華やかな味わい
      余韻
      甘いバニラと果実味にあふれたコクのある長い余韻

      700ml/46%/¥4,900(税別)

  • シェリータイプ
    • オマーシェリータイプ
    • オマー シェリータイプ 700ml
    • 熟したレンガ色
      香り
      熟したマンゴーやグァバなど亜熱帯の果実の香り、
      甘いハチミツのアロマ
      味わい
      エレガントな甘い風味の後に、様々な果実が顔を出す
      余韻
      完熟したドライフルーツの心地よい余韻

      700ml/46%/¥5,900(税別)