50ppmのピーテッド原酒をチンカピンオーク樽（新樽）で5年間熟成。シングルカスクをカスクストレングスでボトリング。

＜チンカピンオーク樽＞
樽サイズは190L、樹種はクエルクス・ムーレンバーギ（通称チンカピンオーク）で、オーダーメイドの新樽を使用。36ヶ月間の天日乾燥した後、トーストとチャーを強く施しています。チンカピンオーク樽原酒はアメリカンホワイトオークのものより滑らかでリッチ、そしてダークフルーツのフレーバーが感じられます。

【テイスティングコメント】
香りはトフィー、スコティッシュタブレット（砂糖 ? バター・コンデンスミルクなどで作る甘い菓子）の濃密な甘み。味わいはしょうがの砂糖漬け、メープルシロップ、バーベキューのスモーク。余韻はモルティで麦芽入りの全粒粉パン、塩キャラメル、スペアリブのバーベキュー。「アメリカンダイナーで、スモークベーコンが乗ったパンケーキにメープルシロップをかけて食べているかのよう」な味わい。

■シングルカスク NA SIA 5年 シリーズ
「NA SIA」はゲール語で「６」を意味し、『アイル・オブ・ラッセイ』が独自のメソッドで造る６種の原酒を指します。これはピーテッド、アンピーテッドの2タイプのニューメイクを、チンカピンオーク樽、ボルドー赤ワイン樽・ライウイスキー樽の3種の樽で熟成させたもの。

ナ・シア５年シリーズは蒸溜所初の熟成年数表記商品で、日本には6種の原酒それぞれ1樽（250本前後）のみと特別な限定品です。1stフィル樽ならではのリッチな樽感と溌剌としたエネルギーの調和が感じられます。

また、ラベルには「5 YEARS YOUNG」とあり、2年後の2026年に7年熟成、2028年に9年熟成を、そして2030年に11年熟成年数を「11 YEARS OLD」として発売する計画。この一連のリリースを通じてアイル・オブ・ラッセイの進化をボトルで表現していきます。