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九州ではフレッシュな新芋で仕込まれた焼酎の新酒を愉しむ文化がある。だが本州への広がりは弱く、リカマンでは全国への普及を進めるべく、毎年、店長数名が蔵元を訪れ、出張仕込みと称し、オリジナルの芋焼酎の新酒を造ってきた。

  • 芋掘り
  • 今年の新酒のコンセプトはどうするか。例年通り、店長が仕込むのか…悩んでいた矢先、一人の女性が手を挙げた。「ここ数年、香りが良いものや、個性的なものなど焼酎の味わいの幅は広がってきたと思います。私の周りでも焼酎を飲む女性は増えてきました。でも、まだまだ男性目線の焼酎が多いのが現状です。女性にもお薦めしやすい、甘くフレッシュな焼酎を作りたい!」この一言が決定打となり、かくしてその発案者「金沢みゆき」を開発リーダーに据えた2018年焼酎ヌーボープロジェクトが始動した。

    ここで「金沢みゆき」について触れておく。暇を見つけては九州の蔵元や、各地の焼酎イベントに赴くほど、焼酎への強い探求心を持つ、焼酎愛の強い女性である。

    金沢みゆき
    リカーマウンテン 商品部 焼酎担当 2016年入社。25歳。 趣味は焼酎蔵巡り。 自宅には各地で買い集めた焼酎130本を収集。

    工場内にて

まずは蔵選びから

どの蔵元に製造を依頼するのかが、味の核となる大切な選択。金沢が選んだのは、鹿児島県大崎町に蔵を構える天星酒造。

その選択最大の理由は「水」。水に含まれるミネラルは芋本来の味わいの妨げになるが、大崎町の地下から湧き出る水は、天然の土壌で濾過された鹿児島県で最もミネラル含有量の低い超軟水であり、焼酎造りに最も適した水質である。

湧き水

普現堂湧水源
平成の名水百選の一つ。70mの白砂層で自然濾過された超軟水を「みゆきの焼酎」の仕込み水に使用しています。

芋のタネ

芋選び

  • 芋断面アップ
  • ベースとなる芋には、金沢が最も好きだという、フルーティで華やかな香りが特長の玉茜を選択。畑に赴き、芋の出来栄えを確認。今年は大振りで、身の引き締まった良質な芋を収穫できた。さらに収穫後すぐに仕込みに入るのではなく、1ヶ月間低温で熟成させることで糖度を極限まで高め、通常の焼酎より強い甘味を求めた。

製造の現場にも参加

より高い完成度を求めて、製造の現場にも、もちろん参加した。芋切りでは、へたや傷みなど焼酎の味わいを害する部分を入念に取り除く。その後2時間かけ蒸した芋を試食。コクがありねっとりとした甘さに「これだったら美味しい焼酎ができる」と思わず笑みがこぼれる。

2次仕込みでは、もろみの発酵状態を均一にする「櫂入れ(かいいれ)」を行う。焼酎の香りを大きく左右する大事な工程だ。慣れない力仕事は男性でも大変だが、ましてや女性にはなおさら堪える作業だろう。一切弱音を吐かず、「美味しい焼酎を造りたい」その一心で黙々と櫂棒を振る。

皮むき

黄金比をめざしブレンド

その後、発酵期間を経て蒸留した原酒を、甘みと香りが際立つよう、多彩な原酒との掛け合わせを試す。結果「玉茜6:紅はるか3:パープルスイートロード1」という黄金比に辿り着く事ができた。

2018年焼酎ヌーボーは、新酒特有のフレッシュさの中に、優しい甘味や、女性ならではの繊細さを感じる旨い焼酎である事は間違いない。業界でも類を見ない女性のチャレンジ精神の詰まった1本。是非味わっていただきたい。

こだわって造りました。ぜひ飲んでください!金沢 みゆき
  • みゆきの焼酎
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